『ことばと社会』20号

http://www.sangensha.co.jp/allbooks/kotobato.htm

ことばと社会 20号: 特集:東京 ことばと都市の統合的理解へ

ことばと社会 20号: 特集:東京 ことばと都市の統合的理解へ

http://www.sangensha.co.jp/allbooks/index/474.htm


[目次]

Mokuzi (Contents) PDF

特集:東京 ことばと都市の統合的理解へ
   まえがき
      /パトリック・ハインリッヒ/ましこ・ひでのり/名和 克郎  4
   「東京」−社会言語学的過程としての/社会言語学的経験としての
      /パトリック・ハインリッヒ (訳:塚原 信行)  7
   あいまいな“Tokyo”とわたしたち:大都市圏/生活者/言語
      / ましこ・ひでのり  25
   東京弁、東京方言、東京語
      /清水 康行  47
   〈コメント〉「東京」のことばと都市の統合的把握のために
      /名和 克郎  73

《ことばと社会と建築》
   われわれを自由にする「壁」/パトリック・ハインリッヒ (訳:吉田 達彦)  95

投稿論文
  多言語社会日本にとって、ろう学校が存在する意義/中島 武史  103

書評
   佐藤慎司/佐伯胖(編)『かかわることば―参加し対話する教育・研究へのいざない』
      /評者:アレッサンドロ・マンテッリ  126
  言語人類学と文化人類学に関わる幾つかの宿題の断片的覚書、あるいはエイハーン『生きている言語』を
      めぐる徒然なる随想/評者:渡邊 日日  131

連載報告 多言語社会ニッポン
   アイヌ語
     Aynu itak amososo kuni asir rir〔アイヌ語復興の新しい流れ〕/丹菊 逸治  164
  琉球弧の言語 ⑲
     戦時中の沖縄芸能とうちなーぐちに対する規制/伊佐 尚記  184
  移民の言語 ⑧
     在日ベトナム人コミュニティにおける母語教室のあり方
      ――在日ベトナム人2世の言語状況からみる「葛藤」をめぐって/野上 恵美  193

《映像の中の多言語》
  NHK特集ドラマ(2018)『どこにもない国』にみる「節英」の極北/木村 護郎クリストフ  202

近刊短評  207
Mokuzi(Contents)  214
執筆者紹介  217

石川義孝編『地図でみる日本の外国人』(改訂版,ナカニシヤ出版)

地図でみる日本の外国人 改訂版

地図でみる日本の外国人 改訂版

http://www.nakanishiya.co.jp/book/b432222.html
カラー図版多数収録。詳細な分布、教育、労働、移民、ビジネスなど32のトピックの最新状況がこれ一冊でビジュアルにわかる。

目次
戦後日本社会における外国人関連事項の年表
地図作成についての説明
日本地図・在留外国人の出身国

I 分布と変化

 1 外国人数
 2 分布
 3 増減

II 性別・年齢・国籍

 4 性比
 5 年齢構成
 6 国籍(1):韓国・朝鮮
 7 国籍(2):中国、ブラジル、フィリピン
 8 国籍(3):ペルー、アメリカ、タイ
 9 国籍(4):ベトナムインドネシア、ネパール
 10 中国人

III 在留資格

 11 活動に基づく在留資格(1)
 12 活動に基づく在留資格(2)
 13 身分又は地位に基づく在留資格

IV 就  労

 14 産業
 15 職業(1):ホワイトカラー、ブルーカラー
 16 職業(2):サービス職業従事者、農林漁業従事者
 17 就業地
 18 自営業者
 19 エスニック・ビジネス

V 生  活

 20 家族・世帯
 21 国際結婚
 22 出生
 23 教育
 24 住宅
 25 帰化

VI 集住と移動

 26 東京、大阪の集住地
 27 都市内集住地(1):札幌市、仙台市さいたま市川崎市
 28 都市内集住地(2):横浜市浜松市豊橋市
 29 都市内集住地(3):名古屋市豊田市四日市市京都市
 30 都市内集住地(4):神戸市、広島市、福岡市
 31 移動(1):居住地選択
 32 移動(2):三大都市圏内市区町村の純移動

地図化指標の出典と算出方法
参考文献
初版:あとがき
改訂版:あとがき
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内容説明
カラー図版多数収録。詳細な分布、教育、労働、移民、ビジネス、国際結婚など32のトピックを、公的統計(2015年国勢調査等を含む)をもとにわかりやすく解説。これ一冊で最新状況がビジュアルにわかる。

編者・執筆者紹介

編者:
石川義孝(いしかわ よしたか)
京都大学大学院文学研究科修士課程修了。京都大学名誉教授。現在、帝京大学経済学部教授。博士(文学)。著書に『流入外国人と日本――人口減少への処方箋』(海青社、2018年)、編著にInternational migrants in Japan: Contributions in an era of population decline(Kyoto University Press and Trans Pacific Press、2015年)、など。
担当:〈地図作成についての説明〉, 1, 4, 14, 17, 31,〈地図化指標の出典と算出方法〉

執筆者:
片岡博美(かたおか ひろみ)
名古屋大学大学院文学研究科博士後期課程修了。現在、近畿大学経済学部教授。博士(地理学)。
担当:18, 19

是川 夕(これかわ ゆう)
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。現在、国立社会保障・人口問題研究所国際関係部第2室長。博士(社会学)。
担当:16

高畑 幸(たかはた さち)
大阪市立大学大学院文学研究科博士後期課程修了。現在、静岡県立大学国際関係学部教授。博士(文学)。
担当:7, 30

竹下修子(たけした しゅうこ)
金城学院大学大学院文学研究科博士課程修了。現在、愛知学院大学文学部教授。博士(社会学)。
担当:13, 21

竹ノ下弘久(たけのした ひろひさ)
慶応義塾大学大学院社会学研究科博士課程修了。現在、慶応義塾大学法学部教授。修士社会学)。
担当:11, 15

千葉立也(ちば たつや)
東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。都留文科大学名誉教授。理学修士
担当:〈戦後日本社会における外国人関連事項の年表〉, 6

杜 国慶(と こっけい)
筑波大学大学院地球科学研究科博士課程修了。現在、立教大学大学院観光学研究科教授。博士(理学)。
担当:2, 25

中谷友樹(なかや ともき)
東京都立大学大学院理学研究科博士課程修了。現在、東北大学大学院環境科学研究科教授。博士(理学)。
担当:29

西原 純(にしはら じゅん)
東北大学大学院理学研究科博士後期課程修了。静岡大学名誉教授。理学博士。
担当:5, 24, 28

花岡和聖(はなおか かずまさ)
立命館大学大学院文学研究科博士課程後期課程修了。現在、立命館大学文学部准教授。博士(文学)。
担当:3

福本 拓(ふくもと たく)
京都大学大学院文学研究科博士後期課程修了。現在、宮崎産業経営大学法学部准教授。博士(文学)。
担当:26, 32

宮澤 仁(みやざわ ひとし)
東京都立大学大学院理学研究科修士課程修了。現在、お茶の水女子大学基幹研究院准教授。博士(理学)。
担当:23, 27

山内昌和(やまうち まさかず)
東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。現在、早稲田大学教育学部准教授。博士(学術)。
担当:20, 22

山下清海(やました きよみ)
筑波大学大学院地球科学研究科博士課程修了。筑波大学名誉教授。現在、立正大学地球環境科学部教授。理学博士。
担当:10

山本健兒(やまもと けんじ)
東京大学大学院理学系研究科博士課程単位取得退学。九州大学名誉教授。現在、帝京大学経済学部教授。博士(理学)。
担当:〈戦後日本社会における外国人関連事項の年表〉, 8, 9, 12

Itikawa ZIRÔ "Miti"

https://twitter.com/itikawa_ziroo

Miti (MyISBN - デザインエッグ社)

Miti (MyISBN - デザインエッグ社)


参考文献表と おくづけ以外、すべてローマ字日本語(小説作品)という、究極のラディカリズム。


かながき論文は、何本もかいたし、ローマ字だけの章をくみこんだ論文もかいたことがあるが、ローマ字だけで社会にとう姿勢がすさまじい。

【参考サイト】
https://green.adam.ne.jp/roomazi/mihon.html


【関連文献】

ことばと文字 2号

ことばと文字 2号

http://www.gengosf.com/dir_x/modules/bmc/detail.php?book_id=96721&prev=search

自由すぽーつ研究所 [編] 『親子で読む! 東京オリンピック!』

親子で読む! 東京オリンピック ただし、アンチ (おそい・はやい・ひくい・たかい)

親子で読む! 東京オリンピック ただし、アンチ (おそい・はやい・ひくい・たかい)

https://japama.jp/oha103/

2018年11月25日刊行 
自由スポーツ研究所 編

特集
親子で読む!東京オリンピック
ただし、アンチ

「熱狂」や「感動」の裏にかくされたオリンピック・パラリンピックの実際と、
スポーツのあり方について、Q&A形式で解説!

本体価格1800円
四六判/200頁/ISBN978-4-88049-653-5

https://japama.jp/event/20190129/

「社会言語学」刊行会,2018年『社会言語学』 XVIII

http://www.geocities.jp/syakaigengogaku/2018.html


論文:
NPO と言語アクセス条例

      • 米国・サンフランシスコの事例から ---

角 知行

知的障害者に分かりやすい選挙情報充実を目指す動き

      • 東京都狛江市における実践の経緯 ---

堀川 諭

駅における表示のあり方に関する考察

      • 言語サービスとしての多言語表示の今とこれから ---

野田 実紀

中学校英語教科書における「社会的な話題」

      • 視点の画一化を覆い隠す題材の多様化 ---

仲 潔

日本語教育における「期待される学習者像」

      • 〈「多様なものの見方」を提供するリソース〉としての外国人日本語学習者とテキスト ---

伊藤 創

調査報告:
情報保障に関する韓国の法制度概観
あべ・やすし

翻訳:
斎藤秀一 編『Latinigo』(1937–1938)翻訳にあたって
萩原 洋子

斎藤秀一 編『ラティニーゴ』(1937年)

書評:
暴走が加速化する英語教育
阿部 公彦 著『史上最悪の英語政策 ウソだらけの「4 技能」看板』
ひつじ書房、2017年)
藤原 康弘・仲 潔・寺沢 拓敬 編
『これからの英語教育の話をしよう』
ひつじ書房、2017年)
ましこ・ひでのり

既刊号目次/本誌への投稿について
(頒価3000円/本体)

CiNii 所蔵一覧

「社会言語学」刊行会

佐藤慎司, 村田晶子編『人類学・社会学的視点からみた過去、現在、未来のことばの教育:言語と言語教育イデオロギー 』

人類学・社会学的視点からみた過去、現在、未来のことばの教育:言語と言語教育イデオロギー

人類学・社会学的視点からみた過去、現在、未来のことばの教育:言語と言語教育イデオロギー

http://www.sangensha.co.jp/allbooks/index/472.htm

http://www.sangensha.co.jp/Author/472_shippitusha.pdf 【執筆者一覧】

現在の言語・コミュニケーション教育に欠けているのは、それ自身が対象言語や文化に関するさまざまなビリーフの維持、再生産に大きく関わっていることへの教育関係者自身の(批判的)意識である。本書は言語、文化、学習といった言語・コミュニケーション研究にとって重要な概念を、社会的な文脈、埋め込まれた状況から切り離さずに取り扱い、日々の教育実践の中で問い直し続ける姿勢をいかに実践していくかを問うている。

定価=本体 3,300円+税
2018年11月30日/A5判並製/284頁/ ISBN9780-4-88303-472-7


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[目次]

はじめに  iii

第1部 人類学・社会学的アプローチの意義 001

第1章 言語・コミュニケーション教育における人類学・社会学的アプローチの意義/佐藤慎司(プリンストン大学)/村田晶子(法政大学)  003
   1. はじめに 003
   2. 言語コミュニケーション教育における人類学・社会学的アプローチの意義 004
      2-1. 言語人類学におけるコミュニケーション研究 005
      2-2. 言語イデオロギー・言語教育イデオロギー 007
      2-3. アイデンティティと状況的学習論 009
      2-4. 社会言語学 011
      2-5. 教育社会学:不平等の再生産 012
      2-6. 質的調査法とエスノグラフィー 013
      2-7. 新しいフィールドワークの手法 016
   3. 人類学・社会学的アプローチ研究や実践の社会的貢献 018
   4. 言語コミュニケーション教育研究・実践へ 019
   5. 本書について 021
      参考文献 022

第2部 ことばの教育の人類学・社会学 025

第2章 言語教育/学習の知識社会学 グローバル化における「バベルの塔」と日本列島上をおおう言語イデオロギー/ましこひでのり(中京大学)  027
  1. はじめに 027
   2. 自明視される言語学習と言語政策 028
      2-1. 義務教育と就学状況・識字実態 028
      2-2. 「国語」の自明性再考 031
      2-3. 自明視される英語教育神話 035
   3. 洗脳としての日本語/「外国語」学習:“ meme ”の発信・受容がかかえる政治性 041
      3-1. 日本語教育関係者/国語教育関係者が無自覚な実態:洗脳装置としての言語教育 041
      3-2. 神話=共同幻想としての「外国語」教育 044
      3-3. 言語学習者の姿勢と実態 048
      3-4. 神話の伝道師=洗脳装置の末端としての言語教員たち 050
   4. おわりに 055
      参考文献 056

第3章 学習者の社会階層と日本語学習/岡野 かおり(ラトローブ大学)  059
   要旨 059
   1. はじめに 060
   2. 教育と社会的不平等 060
   3. オーストラリアにおける日本語学習 063
   4. カリキュラムの階層性:オーストラリアの場合 065
   5. 学習者を取り巻く社会的・制度的外的条件と、学習者の行動の相互作用 069
      参考文献 071

第4章 教員のライフヒストリーから何を学べるのか 北米の継承語教育・国際バカロレア教育の実践者の周辺的参加と変容/津田 和男(国連国際学校)・村田 晶子(法政大学)  074
   1. 教員のライフヒストリーを分析する意義 074
      1-1. ライフヒストリー作成の動機 076
      1-2. ライフヒストリーの構成 077
   2. 津田のライフヒストリー 078
      2-1. 津田の生い立ち:「日本の教育に対する反面教師との対抗と対話」 078
      2-2. 渡米のいきさつ:「自立した表現教育としての日本語教育の実践」 079
      2-3. 北米での窮乏:「輝く移民的初期状況」 081
      2-4.70 年代末―「教育(国際バカロレア)の未来との出会い」 081
      2-5. 転機: 80 年代末のバブル期と日本語ブームによる変化:「米国における中等日本語教育の胎動」 083
      2-6.90 年代 標準化の波:「中等日本語教育の概念化のカリキュラム・デザインの底流」 084
      2-7. 標準化のパラドックス 087
      2-8. 学生の共同体(自助集団)の構築と探求型の教育:「国際教育の国際バカロレア教育の批判的・自立的
         な実践」 087
   3. 考察 089
      参考文献 093

第5章 社会言語学からみたこれからの言語・コミュニケーション教育の課題/山下 仁(大阪大学)  094
   1. はじめに 094
   2. 社会言語学と言語・コミュニケーション教育 095
   3. マクロ社会言語学と複言語主義 099
   4. ミクロ社会言語学的観点 104
      4-1. 呼称表現 105
      4-2. ポライトネス研究 106
      4-3. リテラシー 108
      4-4. ウェルフェア・リングイスティクス 111
      4-5. ヘイトスピーチと構造的な暴力 114
   5. おわりに 116
      参考文献 117

第 6 章 コミュニケーションスキルを問う 生きづらさを抱える人のためのコミュニケーションワークショップのエスノグラフィー/照山 絢子(筑波大学)・堀口佐知子(テンプル大学日本校)  120
   1. はじめに 120
   2.R 会のワークショップ 122
   3.R 会の参加者たち 128
      3-1. 川田さん 128
      3-2. 楠さん 131
      3-3. 大澤さん 135
   4.R 会の思想 137
   5. おわりに 141
      参考文献 145

第7章 教室における「授業」と「英語」の非自明性から考える 「英語教育」の再帰的批判と「ことばの教育」の再興/榎本 剛士(大阪大学)  146
   1. はじめに 146
   2. 実際に使われることばの流動性とコミュニケーションの多層性を見据える 148
      2-1. 「ジャンル」概念を通じた「授業」と「授業時間中に起きていること」の区別 148
      2-2. 「脱/再コンテクスト化」と「スケール」 151 /
   3. 教室を巡る「英語」:その動態と可能性 154
      3-1. せめぎ合う「スケール」、変容する「指導」 154
      3-2. 同じ言及指示的テクスト、異なる現実? 157
      3-3. スケールを跨いだ「コンテクスト批判」の萌芽 160
      3-4. 「今・ここ」で展開するメタ・コミュニケーション、「英語教育」の再帰的批判、そして「ことばの教育」の
         再興 163
   4. おわりに 166
      参考文献 168

第3部 人類学・社会学的視点を生かしたことばの教育 171

第8章 大学における多文化協働フィールドワークを通じたことば・文化の学び/村田 晶子(法政大学)  173
   1. 文化人類学エスノグラフィー 173
   2. フィールドワーク科目の概要 176
      2-1. 協働グループの構成 176
      2-2. フィールドワークの流れ 179
   3. フィールドワークを通じた言語コミュニケーションの学び 181
      3-1. 留学生のフィールドワーク中のことばの使用 181
      3-2. 学部生にとってのフィールドワーク中のことばの使用 183
      3-3. フィールドワークを通じた他者、社会との関わり 183
   4. ケーススタディー:刺青のフィールドワークの分析 184
      4-1. 協働作業のプロセス分析 184
      4-2. 調査協力者との関わり 186
   5. エスノグラフィー作成のもたらす可能性と振り返りの重要性 187
   6. おわりに 189
      参考文献 191

第9章 ミニ・エスノグラフィーと言語文化教育 個人の役割に焦点を当てて/川村 宏明(米国オハイオ州フィンドレー大学)  183
   1. はじめに 193
   2. 超短期プログラムの運営、指導を通じて 193
   3. エスノグラフィック・アプローチの言語学習への応用実践例 202
      3-1. 留学オリエンテーションへのミニ・エスノグラフィーの応用 202
      3-2. 海外研修旅行中の活動へのエスノグラフィーの応用 204
      3-3. 留学中のミニ・エスノグラフィー 206
   4. 結び 209
      参考文献 210

第10章 拡張現実( AR )を活用した英語での学習 学習者の日常を拡げ母語と指導言語の溝を埋める/青山 玲二郎(香港理工大学)  211
   1. 新技術の教育利用は必要か 211
   2. 多言語社会・香港とエリート英語教育 213
   3. 指導言語を巡る政府と現地の人々の衝突 216
   4. 英語を指導言語とする講義の観察調査 218
   5. 英語で人文学を学ぶ時に学習者が抱える課題 221
   6.AR を用いて状況的学習を促し経験と知識の断絶を越える 224
   7.AR を用いて学習者の日常を拡張する実践 230
   8. 学習者への聞き取り調査とその結果 236
   9.AR の英語学習への活用と今後の課題 239
   10. 人類学・社会学的視点からみた新技術の活用 241
      参考文献 243

第11章 ことばにならない経験をことばにすること 多文化チーム・エスノグラフィーの実践をふりかえる/井本 由紀(慶應大学)・徳永 智子(群馬県立女子大学)  246
   1. はじめに 246
   2. 「ふりかえり」とは 247
   3. 多層的なエスノグラフィー 251
   4. チーム・エスノグラフィーの教育実践をふりかえる 253
      4-1. ことばを使うことの難しさ 253
      4-2. 情動・感覚に意識を向ける:異文化体験の先へ 258
      4-3. フィールドワークを行う暴力性・危険性 262
   5. おわりに 264

参考文献 265

執筆者紹介 267