パンダの出産騒動で、フェイスブックにコメントしたこと再録

Google検索「パンダ 赤ちゃん 石原都知事
https://www.google.co.jp/#hl=ja&gs_nf=1&gs_is=1&pq=%E3%83%91%E3%83%B3%E3%83%80%E3%80%80%E8%B5%A4%E3%81%A1%E3%82%83%E3%82%93%E3%80%80%E7%9F%B3%E5%8E%9F%E3%80%80%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%AB%E3%82%AF&cp=11&gs_id=1pw&xhr=t&q=%E3%83%91%E3%83%B3%E3%83%80%E3%80%80%E8%B5%A4%E3%81%A1%E3%82%83%E3%82%93%E3%80%80%E7%9F%B3%E5%8E%9F%E9%83%BD%E7%9F%A5%E4%BA%8B&pf=p&qscrl=1&sclient=psy-ab&oq=%E3%83%91%E3%83%B3%E3%83%80%E3%80%80%E8%B5%A4%E3%81%A1%E3%82%83%E3%82%93%E3%80%80%E7%9F%B3%E5%8E%9F%E9%83%BD%E7%9F%A5%E4%BA%8B&gs_l=&pbx=1&bav=on.2,or.r_gc.r_pw.r_qf.,cf.osb&fp=f1318a70cb7b19bd&biw=944&bih=636

「どうかしている政治家。それを何度もこりずにえらぶ選挙民。
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012070600722

http://www.facebook.com/hayashizaki
「 「友好のシンボル」には、つねに政治性がからむし、ともかく尊重とかいうのは、偽善・欺瞞をともなうとはおもうのです。
 しかし、北京政府大きらいな政治家は、「敵の敵は味方」論で、台湾独立派・チベット亡命政権・ウィグル・・・などと、ともかく、少数派のかたをもつようなふりだけします。よわいものイジメ大すきなことは、「三国人」発言をはじめとした、おびただしい差別・暴言で、再三証明されてきましたから、なんらかの政治的計算とか、認知的不協和(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%AA%8D%E7%9F%A5%E7%9A%84%E4%B8%8D%E5%8D%94%E5%92%8C)で、くりかえしているだけなんだとおもいます。つまり、ポリシーとして一貫性があるんじゃなくて、「敵の敵は味方」か「坊主にくけりゃ、袈裟までにくい」か、どちらかで機械的に暴言をくりかえしているだけと。
 ですから、問題の本質は、こういった質のひくい人物(かりに政治手腕があるにせよ、全部ちょうけしですよね)が、巨大な人気を維持できること、対立候補がたてないぐらい圧倒的な得票がくりかえされることだとおもいます。おそらく、今回の暴言も全然政治的に致命傷にはならない。むしろ、巨大化する中国の政治的地位におびえた、反中勢力から、かっさいをえたりするだけと。
 おそらく、今回の件で、朝日や中日などの媒体は批判するかもしれませんが、結局、北京政府との友好関係をそこねるといった論理しかうちだせないでしょう。そんな偽善的で、政治性にみちた論評・批判なんて、この政治家と支持者には全然こたえない。でも、この政治家の政治生命をたつことなど絶対にしない選挙民と日本政府、そしてメディアの共犯関係なのですから、リベラル紙の批判がかりにあったとして、それ自体「お約束の茶番劇」の再演、定番ネタにすぎないとおもいます。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9F%B3%E5%8E%9F%E6%85%8E%E5%A4%AA%E9%83%8E#.E9.9A.9C.E5.AE.B3.E8.80.85.E3.81.AB.E5.AF.BE.E3.81.99.E3.82.8B.E7.99.BA.E8.A8.80

「(いいわるい別にして)オリンピック開催の背後に国際政治のヤミを感じとる大衆が実際ごくわずかなのとおなじように、パンダなど「珍獣」の「かしかり」(ま、これも政治性たかいけど)などで、友好関係が、おもてむきよくなりますよね。北京オリンピックが対外的にどうだったかは、評価がわかれるにしても、ワールドカップの日韓共同開催は、結果論ですけど、かなり両国民の印象をあげました。
 国際政治の道具にされるパンダにとっては、大迷惑でしょうけど、そこにめをつぶるなら、動物園に行列をつくる家族たちの無邪気さをあまりとがめだてる気にはなれません。そして、そういったつみかさねが、中長期的には おたがいの あゆみより、寛容性のたかまりをうむとおもいます。
 そういった、おおきな文脈でみなおしたときに、都知事の こころない、というか、直感的にうみだされただろう政治的計算を、パンダブームと対比させることは、ジャーナリズムとして、戦略的にすぐれているでしょう。前者は、直感的に異様さがうきぼりになります。
 ベルリンオリンピック以来、さんざんスポーツイベントを政治利用してきた政治家たちの一連の歴史に都知事も完全に参列しているし、それら全体がグロテスクです。そして、そこに おどらされる大衆への蔑視を共有した政治家たちの欲望は、どすぐろい。大衆の問題性は、ナチズムなどを例外として、他愛のないものです(「上から目線」といわれそうですが)。
 パンダほか、文化互恵関係の政治性も同様でしょう。文化財・イベントの政治利用をたくらんでいる政治家や官僚たちの 陰謀・計算は、グロい。さらに、それを敵視政策や対立党派批判に援用する政治的計算は、一層異様。パンダや皇室といった、「人気者」を計算づくで軽視・くさすようなパフォーマンスの異常さは、左派が体制批判の一環として「人気ブランド」に着目するのとは正反対です。前者には、正義などカケラもなく、単にグロテスクな悪意だけがある。そういった暴言をカッコいいと誤解する一部の大衆を計算しているところが、また あざとい。
 メディアは、客観中立をうそぶくんじゃなくて、以上のような政治のヤミをどんどんあばくべきではないでしょうか? 政治家や官僚なんぞにおびえる必要はなく、商業的にも充分勝算がたつとおもいます。」

Google検索「パンダ 赤ちゃん 石原都知事
https://www.google.co.jp/#hl=ja&gs_nf=1&gs_is=1&pq=%E3%83%91%E3%83%B3%E3%83%80%E3%80%80%E8%B5%A4%E3%81%A1%E3%82%83%E3%82%93%E3%80%80%E7%9F%B3%E5%8E%9F%E3%80%80%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%AB%E3%82%AF&cp=11&gs_id=1pw&xhr=t&q=%E3%83%91%E3%83%B3%E3%83%80%E3%80%80%E8%B5%A4%E3%81%A1%E3%82%83%E3%82%93%E3%80%80%E7%9F%B3%E5%8E%9F%E9%83%BD%E7%9F%A5%E4%BA%8B&pf=p&qscrl=1&sclient=psy-ab&oq=%E3%83%91%E3%83%B3%E3%83%80%E3%80%80%E8%B5%A4%E3%81%A1%E3%82%83%E3%82%93%E3%80%80%E7%9F%B3%E5%8E%9F%E9%83%BD%E7%9F%A5%E4%BA%8B&gs_l=&pbx=1&bav=on.2,or.r_gc.r_pw.r_qf.,cf.osb&fp=f1318a70cb7b19bd&biw=944&bih=636

「どうかしている政治家。それを何度もこりずにえらぶ選挙民。
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012070600722



【16:47追記】
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120707-OYT1T00602.htm?from=navr
 ははおやの母性をさかんに 美化した報道機関は、どうするつもりだろう。そもそも、動物園という、不自然な空間にとじこめて交配・育児させるという構造に問題があるのだろうし。
 政府・国民同士の友好関係にゆさぶりをかけてでも、スタンドプレーをしたがる右派政治家の品性はともかく、「珍獣」を政治の道具にしている政府があることも事実。
 ちなみに、東京は北京市と「姉妹友好都市」となったが、中国を刺激するような発言を再三くりかえす現知事は、それをとりやめたりしていないばかりか、北京オリンピックの開会式に列席したりしている。

http://www.chijihon.metro.tokyo.jp/gaimuka/shimaiyuukou/beijing/beijing.htm
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik09/2010-03-16/2010031615_02_1.html
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%91%E3%83%B3%E3%83%80#.E3.83.91.E3.83.B3.E3.83.80.E5.A4.96.E4.BA.A4