内田 良『柔道事故』(河出書房新社 2013)
新刊ではないが、いただきもの。
ちなみに、この問題、ずっと 気になっていた重大な現実。
- 作者: 内田良
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2013/06/21
- メディア: 単行本
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ともあれ、内田さんたちの努力によって、全柔連にも、かなりの意識の変化はみられるが、肝心の学校現場と文科省・教育委員会の意識のひくさは、どうしようもない。準備不足のまま中学で、武道などを必修化したせいで、義務教育現場で犠牲者がでるおそれがあるのだが、危機感などみいだせない。
フランス柔道界に まともにまなぶ気がないらしい(溝口紀子氏が異端児あつかいされたままとか)、日本柔道界は、本書でも指摘されているとおり、「男たちのムラ社会」。昨今の一連のスキャンダルに発した改革の好機に、いい方向にむかってほしい。
・全国柔道事故被害者の会
・柔道事故 of 学校リスク研究所 RIRIS
・「スパルタで立て続けに技かけられた」 松本柔道事故公判
中日新聞(2013/10/16)
・「受け身、取りづらかった」 柔道事故裁判
読売新聞(2013/10/16)