加藤秀一『はじめてのジェンダー論』(有斐閣)

はじめてのジェンダー論 (有斐閣ストゥディア)

はじめてのジェンダー論 (有斐閣ストゥディア)

社会学のテキストとしてもつかえる。
そのむかし『Gender Review』という同人誌があった。その延長線上に、本書はあるのではないかと、個人的には感じた(ネット検索では、絶対に浮上しないだろう、むかしばなし)。



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http://www.yuhikaku.co.jp/books/detail/9784641150393


はじめてのジェンダー

根本から論理的に考える,刺激的な入門テキスト
有斐閣ストゥディア
加藤 秀一 (明治学院大学教授)/著


2017年04月発売
A5判並製カバー付, 238ページ
定価 1,944円(本体 1,800円)
ISBN 978-4-641-15039-3


社会学
社会学 > 女性学・男性学ジェンダー
やさしい入門書
○在庫あり
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人はなぜ,男か女かという性別にこだわるのか。その〈分類〉をいかに意味づけ,相互行為の中で社会制度に組み込んでいるのか。ジェンダーの視点で見ると,はじめて「社会」が見えてくる。ジェンダーの基礎から最新動向まで,軽妙な講義調で解き明かす,著者待望の書。
目次
第1章 ジェンダーとの遭遇──私たちは〈分類〉する
第2章 「女」「男」とは誰のことか──性分化とインターセックス
第3章 性別という壁を乗り越える人々──トランスジェンダー
第4章 ジェンダーは性と愛をも枠づける──同性愛と異性愛
第5章 「男なんだから,男らしくすべき」は論理じゃない──性差と性役割
第6章 科学や数学は女には向いていない?──生物学的性差
第7章 ジェンダーの彼方の国はどこにある──メディアと教育
第8章 男が少女マンガを読むのは恥ずかしい?──恋愛と性行動
第9章 〈被害者〉の視点と〈加害者〉の視点──性暴力(1)
第10章 「わいせつ」と「レイプ」は同じ罪なのか──性暴力(2)
第11章 「女性差別は終わった」という残念な妄想──性別職務分離と統計的差別
第12章 ワーク・ライフ・バランスと阻むものは何か──性別役割分業,ホモソーシャル,マタニティ・ハラスメント
第13章 女は子どもを産んで一人前?──母性愛神話・リプロダクティブ・ヘルス&ライツ・生殖テクノロジー
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