マーク・ボイル(吉田 奈緒子 訳)『モロトフ・カクテルをガンディーと平和主義者のための暴力論』
http://korocolor.com/book/drinking-mc-withGandhi.html
モロトフ・カクテルをガンディーと平和主義者のための暴力論
マーク・ボイル 著 吉田 奈緒子 翻訳
ジャンル:社会・歴史
文庫サイズ、並製、416ページ
価格:¥ 1,500+税
ISBN 978-4-907239-49-7
6月11日発売!
「カネなし生活」のマーク・ボイルが非暴力神話を解体する
「カネなし生活」で知られるマーク・ボイル(『ぼくはお金を使わずに生きることにした』著者)が非暴力神話を解体する。
「もう、たくさんだ!」と声をあげるために——
序章 3Rをアップグレードせよ
第1章 平和主義者のための暴力論
第2章 カネで買える最高に暴力的なシステム
第3章 改良主義は無意味
第4章 再統合の時代の自己防衛
第5章 非暴力 権力者好みの抗議手法
第6章 尊厳ある人生
第7章 免疫抗体
第8章 オオカミの復活
訳者あとがき 与えられた「物語」との決別を
原注
マーク・ボイル プロフィール
1979年、アイルランド生まれ。2007年に英国ブリストルでフリーエコノミー(無銭経済)運動を立ちあげ、2008年の無買デーからお金を一切使わない生活実験を開始。実験最初の1年間の記録『ぼくはお金を使わずに生きることにした』(紀伊國屋書店)は19カ国で刊行され、大きな反響を呼んだ。現在はアイルランド西部の小農場で、電気もガスも水道もないセルフビルドの小屋に暮らし、贈与経済の実践をつづけている。他の著書に『無銭経済宣言——お金を使わずに生きる方法』、The Way Home: Tales from a life without technology(紀伊國屋書店より邦訳刊行予定)がある。
大内裕和『教育・権力・社会ーゆとり教育から入試改革問題までー』(青土社)
教育・権力・社会
-ゆとり教育から入試改革問題まで-
定価本体2200円+税
発売日2020年1月25日
ISBN978-4-7917-7244-5
誰が為に教育はあるのか?
迷走する入試改革問題の背後にひかえているのは、教育の、国家によるさらなる統制と、市場へのさらなる誘導である。ゆとり教育、教育基本法改定から、政権交代とその挫折、さらには奨学金問題までをいっきに総点検することで浮かび上がってくるのは、私たちが直視しなければならない〈教育の現代史〉である。
[目次]
はじめに
第一部 新自由主義と国家主義――ゆとり教育と教育基本法 1999―2008
「卓越性」の支配――「選択・責任・連帯の教育改革」批判
象徴資本としての「個性」
教育をめぐる対話――一九八〇年代から二〇〇一年
近代教育への問い直し
教育を取り戻すために
民主から愛国へ――教育基本法改正論批判
教育は誰のものなのか――教育基本法「改正」問題のアリーナ
格差と排除の教育マニュアル
学校改革とは何か
第二部 希望と絶望――政権交代と貧困 2009―2018
教育政策の行方――新自由主義・国家主義からの転換は可能か?
「政治の時代」の到来
大阪教育行政二〇一一〜二〇一二
ブラックバイト・全身就活・貧困ビジネスとしての奨学金
貧困化する大学生と経済的徴兵制
教育の危機を問い直す
奨学金問題の現状と今後の課題
長めの〈あとがき〉 2019―2020
[著者] 大内裕和(おおうち・ひろかず)
1967年神奈川県生まれ。東京大学大学院教育学研究科博士課程をへて、現在は中京大学教授。専門は教育学・教育社会学。奨学金問題対策全国会議共同代表。「入試改革を考える会」代表。「学生であることを尊重しないアルバイト」のことを「ブラックバイト」と名づけて、社会問題として提起する。主な著書に『ブラック化する教育』(青土社、2015年)、『ブラック化する教育2014-2018』(青土社、2018年)、『奨学金が日本を滅ぼす』(朝日新書、2017年)、『ブラックバイトに騙されるな!』(集英社、2016年)などがある。
現代思想2020年4月号 特集=迷走する教育ーー大学入学共通テスト・新学習指導要領・変形労働時間制
http://www.seidosha.co.jp/book/index.php?id=3408
現代思想2020年4月号 特集=迷走する教育
-大学入学共通テスト・新学習指導要領・変形労働時間制-
定価本体1500円+税
発売日2020年3月27日
ISBN978-4-7917-1396-7
大学入試改革から教員の労働まで――「教育問題」とは何か
現在、英語民間試験と「大学入学共通テスト」の記述式の導入の延期を受け、あらためて入試改革とは何かが問われている。また、教員の労働も給特法改正法と、変形労働時間制導入を受け、現場に変化が訪れつつある。本特集では、改革に翻弄される当事者の方の声に耳を傾けつつ、誰のための教育なのかという問いをたて、さまざまな専門家と議論する。
【目次】
特集*迷走する教育――大学入学共通テスト・新学習指導要領・変形労働時間制
【討議】
逃走の教育から闘争の教育へ――大学入学共通テストと新学習指導要領から問う言葉をめぐる教育 / 大内裕和+紅野謙介
【大学入学共通テストとはなにか】
大学入学共通テストの現在 / 荒井克弘
大学入試改革を「私的に」ふり返る / 南風原朝和
【国語教育と「読む」ということ】
「読む」力と「国語」入試の明日――新学習指導要領と大学入学共通テスト / 木村小夜
文学の貧困――「文学国語」を脱構築する / 五味渕典嗣
【英語教育の問題点】
英語入試改革の挫折から迷走を抜け出す道を探る / 羽藤由美
「すばらしい英語学習」の落とし穴――大学入試大混乱と「四技能の迷走」が教えてくれること / 阿部公彦
【改革にさらされる理系科目】
共通テストは如何に在るべきか / 吉田弘幸
高校数学のカリキュラムの過去・現在・未来 / 大澤裕一
【給特法から問う】
改正給特法総論――「異質」な一年単位変形労働時間制導入の問題 / 髙橋哲
給特法改正は長時間労働解消につながるのか / 藤川伸治
教員の労働は本当に「特殊」なのか?――給特法改正前史四九年を振り返る / 赤田圭亮
【現場から見えてきたもの】
先生、学校はどこへ行くんでしょうか? スティーブン・キングに聞いてください!――思考疲労、教育幻想、教育愛の限界世界 / 岡崎勝
新型コロナウイルス感染症のリスク――全国一斉休校の功罪を考える / 内田良
【教育の〈多様性〉をめぐって】
高等教育で学ぶ移民第二世代の若者たち――大学での経験は何をもたらすのか / 三浦綾希子
〈ヤンチャな子ら〉の「男らしさ」を捉えるために――ポストハマータウン研究における男性性の位置 / 知念渉
【連載●科学者の散歩道●第六七回】
近代科学発祥とメカニクス――家畜化される自然 / 佐藤文隆
【連載●ポスト・ヒューマニティーズへの百年●第四回】
絶対弁証法――田邊元 / 浅沼光樹
【研究手帖】
花粉症の患者会 / 住田朋久
岡崎勝 [編著]『思春期心中(しんちゅう) なぜ「大人」になれないのか』ジャパンマシニスト社
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784880496580
- ISBN
- 978-4-88049-658-0
- Cコード
-
C0077
-
一般 単行本 家事
- 出版社在庫情報
- 不明
- 書店発売日
- 2020年2月25日
- 登録日
- 2020年2月14日
- 最終更新日
- 2020年2月14日
紹介
〈おそい・はやい・ひくい・たかい〉を編むにあたって
思春期心中 なぜ「大人」になれないのか
はじめに
すかさず母の声が聞こえてくる
──見た目は「オトナっぽい」けれど
岡崎 勝(〈お・は〉編集人/小学校教員)
Ⅰ「これは思春期!」と思ったとき
大人に近づこうとするころ
──高学年の学級の風景から 岡崎 勝(小学校教員)
親の声①
子どもが! 親が 思春期あるある!
Ⅱ いまどき思春期模様
対談
友だち関係、SNS、仲よし家族……
もしかして、子も親も 岩宮恵子(臨床心理士)×岡崎 勝(小学校教員)
子ども編 コントロールが難しい衝動性
親の声②─1 思春期息子・娘に対して気になるのは…
母親編 子どもをかわいがれない母のもつ不遇感
親の声②─2 「私が思春期!?」と思うのは……
家族編 父親の仲間アピールと表面的な「神対応」
親の声②─3 「大人になる」とは!?……
学校編 悪者になろうとしない先生たち
対談のあとに
行きつもどりつしながら、子も親も育つために 岡崎 勝(小学校教員)
Ⅲ「一人前」になること
子育てにある加害性 東 浩紀(作家・思想家)
「大人」像を更新するとき 木ノ戸昌幸(NPO法人スウィング理事長)
目次
目 次
2 〈おそい・はやい・ひくい・たかい〉を編むにあたって
思春期心中 なぜ「大人」になれないのか
はじめに
すかさず母の声が聞こえてくる
10 ──見た目は「オトナっぽい」けれど
岡崎 勝(〈お・は〉編集人/小学校教員)
Ⅰ 「これは思春期!」と思ったとき
大人に近づこうとするころ
20 ──高学年の学級の風景から 岡崎 勝(小学校教員)
16 親の声①
子どもが! 親が 思春期あるある!
Ⅱ いまどき思春期模様
対談
友だち関係、SNS、仲よし家族……
34 もしかして、子も親も 岩宮恵子(臨床心理士)×岡崎 勝(小学校教員)
36 子ども編 コントロールが難しい衝動性
48 親の声②─1 思春期息子・娘に対して気になるのは…
51 母親編 子どもをかわいがれない母のもつ不遇感
64 親の声②─2 「私が思春期!?」と思うのは……
67 家族編 父親の仲間アピールと表面的な「神対応」
84 親の声②─3 「大人になる」とは!?……
87 学校編 悪者になろうとしない先生たち
対談のあとに
104 行きつもどりつしながら、子も親も育つために 岡崎 勝(小学校教員)
Ⅲ「一人前」になること
122 子育てにある加害性 東 浩紀(作家・思想家)
146 「大人」像を更新するとき 木ノ戸昌幸(NPO法人スウィング理事長)
169 次号予告
170 創刊のことば
171 誌面リニューアルとホームページのお知らせ
172 編集後記
173 〈お・は〉編集人・編集協力人
174 募集します!
176 [アピール 原発のない日本を]
178 〈ち・お〉&〈お・は〉を読む会リスト
180 〈おそい・はやい・ひくい・たかい〉バックナンバー
184 〈ちいさい・おおきい・よわい・つよい〉バックナンバー
188 〈お・は〉バックナンバー常備店
190 インフォメーション ジャパンマシニスト 各種お問いあわせ先
版元から一言
いまどきの思春期模様には、親子の境目がない。30代、40代で反抗期も珍しいことではなくなった。
親になって「私ってなに?」と迷い惑う「大人」と、情報社会で大人になる経験も、チャンスも少ない「子ども」が思春期や自立期に突入すると、大混乱。
家族再生、親子で長い思春期をサバイブするための必読書。
『社会言語学』XIX (「社会言語学」刊行会,2019年)
https://syakaigengo.wixsite.com/home/2019
『社会言語学』XIX
2019年
(
)
論文:
重度知的障害者に対する投票支援における課題の検討
--- 保護者、施設スタッフの意識調査から ---
堀川 諭
駅の表示におけるピクトグラムの課題と可能性
野田 実紀
明治末期におけるエスペラント批判
--- 高橋竜雄を手がかりに ---
渡邉 剛
外国人労働者の受け入れに係る日本語教育施策
--- 「日本語教育推進に関する法律」成立までの経過 ---
田尻 英三
言語復興学への誘い
--- オーストラリアの経験から ---
ギラード・ツッカーマン
(木村 護郎クリストフ編訳)
コーダイメージと言語意識
--- 移民の子どもとの類似・相違 ---
中島 武史
外国ルーツの子どもの主体性を育む学習支援のあり方
--- フィリピンルーツの生徒と日本語教師の相互行為分析を通して ---
江夏 亜希子
情報保障における音声・動画メディアの活用をめぐって
あべ・やすし
大学のレポート・論文で重視される「わかりやすさ」
--- 各種テキストではどのように指導されているか ---
はやま しんすけ
翻訳:
斎藤秀一 編『ラティニーゴ2』(1938年)
書評/書評への応答:
「職業としての日本語教師」という問題設定から
牲川 波都季 編著 有田佳代子・庵功雄・寺沢拓敬 著
『日本語教育はどこへ向かうのか--- 移民時代の政策を動かすために ---』
(くろしお出版、2019 年)
ましこ・ひでのり
書評に応えて
庵功雄・有田佳代子・牲川波都季
中島 武史 著
『ろう教育と「ことば」の社会言語学 --- 手話・英語・日本語リテラシー ---』
(生活書院、2018 年)
冨田 哲
書評への応答
中島 武史
既刊号目次/本誌への投稿について
(頒価3000円/本体)
【特集】たんなる熱中? それとも依存? ゲームのやりすぎを心配するとき(おそい・はやい・ひくい・たかい No.107)
2019年11月25日刊行
岡崎勝 編著
特集
たんなる熱中?
それとも依存?
ゲームのやりすぎを心配するとき
ゲームに夢中を通りこし、なにかに取り憑かれたように見えてしまう。実際、深夜まで、昼夜逆転でこもりがち……など、問題行動と親を不安にさせることも。ハマる、夢中になるという経験と、依存や障害との線はどこにあるのか?
ゲームは諸悪の根源か? 人生の救世主か?
急速に変わりながら子どものハートをつかみ続けるゲームを深掘りする。
対応を焦らず、間違えないためのお守り特集!
本体価格1,800円
四六判/192頁/ISBN978-4-88049-657-3
オンライン書店から購入
弊社から直接購入 >>
定期購読について >>
書店・図書館の方 >>
目次
2 〈おそい・はやい・ひくい・たかい〉を編むにあたって
たんなる熱中? それとも依存? ゲームのやりすぎを心配するとき
10 はじめにの前に
親子のゲームバトルはますます混乱する 〈お・は〉編集部
12 はじめに 「ほどほどにやればいい」が、なぜ難しいのか?
岡崎 勝(〈お・は〉編集人/小学校教員)
16 お父さん・お母さん、子どものデビューはいつ? どこから? 〈お・は〉的ゲームの四〇年史
監修 関 正樹(児童精神科医)/作成 〈お・は〉編集部
― 医療の面から見てみると
中田梓音『スナックの言語学 距離感の調節』(三元社)
http://www.sangensha.co.jp/allbooks/index/497.htm
[著者]中田梓音 フィールドワークにもとづいた「接客言語ストラテジー」の実証研究 定価=本体 3,500円+税 |
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[目次] はじめに 001 第 1 章 序 論 第 2 章 会話の場としてのスナック 第 3 章 スナック A の接客場面における会話分析 第 4 章 スナックにおける接客言語ストラテジー 第 5 章 実験観察による検証 第 6 章 結 論 参考文献 |
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