日本人の無自覚な植民地主義をうつ新刊

琉球独立論

琉球独立論

沖縄、脱植民地への胎動

沖縄、脱植民地への胎動

北海道や沖縄県の「設置」という政治的行為が、植民地主義の結果であるという歴史的現実が理解できない日本人は、人口比でいえば、9わり以上だろう。
北海道や沖縄県にくらす和人/大和人(ヤマトゥンチュ)に、その自覚がないとすれば、アフリカや「新大陸」にくらすヨーロッパ系植民者の末裔たちと同質である。
そして、北海道や沖縄県にくらしていなくても、自民党支持者などは、あきらかに「政治的利益」をえているのだから(中ロに対する「用心棒」なのだと、アメリカを位置づけているは以上)、搾取者なのだ。自覚のあるなしにかかわらず。

機械的に国土の0.6%しかしめない空間に75%ちかくの米軍基地が集中しているという現実は、単純な算術計算によって、500:1という、非道というほかない格差をもった「密度」の差別をしめしているわけで(この計算をしない防衛族議員や防衛省・外務省の官僚は、思考停止の無責任野郎であり、わかっていながら放置・封印している官僚・政治家たちは「鬼畜」である)、リゾート地やタレント輩出空間とだけ位置づけて搾取する行動と、せなかあわせなのだ。ハワイなどを、観光・軍事で搾取するアメリカ人と同様に。