植木哲也『新版 学問の暴力』(春風社)

新版 学問の暴力

新版 学問の暴力

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新版 学問の暴力
アイヌ墓地はなぜあばかれたか
植木哲也(著)/2017年2月
2400円(本体)/四六判上製330頁
装丁・レイアウト:矢萩多聞
知はいかにして権力性と暴力性を帯びるのか。
江戸末期に犯罪として裁かれたアイヌ墓地発掘は明治期、「学術調査」の名の下に公認されるようになる。
2008年の旧版に2016年までの新たな経緯を補記。
(ISBN 9784861105319)
目次|indexs
第一章 幕末の事件
第二章 明治と大正の発掘旅行
第三章 昭和の学術調査
第四章 「人為的」損傷の研究
第五章 発掘の論理と倫理
第六章 知の力
補章  遺骨の返還を求めて
著者|author
植木哲也(うえき・てつや)
一九五六年生まれ。苫小牧駒澤大学教授。
哲学、科学技術社会論比較文化論などの講義を担当している。おもな著書に『植民学の記憶―アイヌ差別と学問の責任』、訳書にファイヤアーベント『理性よ、さらば』、マッギン『ウィトゲンシュタインの言語論』(共訳)など。

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■新版に際してくわえられた「補章  遺骨の返還を求めて」が重要だ。


【関連書】

植民学の記憶―アイヌ差別と学問の責任

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コロニアルな列島ニッポン: オキナワ/オホーツク/オガサワラがてらしだす植民地主義

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