新刊『身体教育の知識社会学』
http://www.sangensha.co.jp/allbooks/index/491.htm
[著者]ましこ・ひでのり 競技スポーツ等の身体運動は「健全なる精神」の育苗装置。知育・徳育の基盤こそ体育。――これら、うたがわれることのない図式こそ、知性の欠落にもとづく思考停止、無責任な楽観主義の産物というべきだろう。自明視されてきた「身体教育」の本質を再検証し、栄養学・性教育・救急法などをふくめた保健体育・家庭科ほか「広義の体育」が本来はらむ可能性を提起する。 定価=本体 2,800円+税 |
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[目次] はじめに 第2章 「身体教育」の略称としての 「体育」 は、なぜ競技スポーツの劣化コピーとなったか? 第3章 「食育」運動の本質とゆくえ 第4章 「身体教育」 空間としての学校の本質再考 第5章 性教育ほか、リスク対策教育の実態 第6章 ヘルシズム/ヘルスプロモーションと、フードファディズム/オルトレキシア 第7章 身体教育解析の射程 第8章 障害者の生活文化という死角からの身体教育の 再検討 第9章 地域の文化伝承と教科内の必修化:沖縄空手の伝播とグローバル化 第10章 暴力性の規制としての身体運動再考 おわりに 参考文献 |