『社会学のまなざし』重版時訂正予定箇所一覧

社会学のまなざし (シリーズ「知のまなざし」)

社会学のまなざし (シリーズ「知のまなざし」)

社会学のまなざし』誤植ほか、重版時の修正予定箇所一覧
初版利用者は、以下参照のこと。


※ 引用箇所は、目次(x)以外すべて行頭。
※※一部「うがってみる」「もろばのつるぎ」など、厳密にいえば、まちがいでない部分も、重版の際に改訂する予定なので、なるべく網羅的に列挙。




x:「マクドナル化」→「マクドナルド化
  「拝外主義」→「排外主義」

p.1:「うと、明治政権成立以降)。乱暴にいうなら、法学や経済学があつかわない、種々雑多な人間行動を全部……」
 →「えば明治政権成立以降)。乱暴ないいかたをするなら、法学や経済学などが普通あつかわない種々雑多な人間行動(「援助交際」etc.)を全部……」

p.2:「であることが当事者に自覚されていない現状から自由になろうとす……」
  →「であることが当事者に自覚されていない現実を自覚し、現状から自由になろうとす……」
p.2:「る空間です。……」
  →「る時空です。……」

p.3:「まから30年ぐらいまえまで……」
  →「まから1980年代なかばまで……」
p.3:「で、先代は専業農家だといった3世代で劇的な社会変動……」
  →「で、先代は専業農家だといった3世代での劇的な社会移動……」
p.3:「てません。たとえば……理由によって。」
 →「てません。たとえば「絶対、あいつとの結婚はゆるさん」などと実力行使をすれば、憲法24条「婚姻は、両性の合意のみに基いて成立」という規定に反し、民法上の不法行為とされるなど。」

p.4:「メージをうえつけていながら……」
  →「メージ(「奴隷解放宣言,1862年」etc.)をうえつけていながら……。」
p.4:「はずのアメリカの、いろいろな矛盾・珍現象など)。(3)近現代とそれ以前の比較対照による、近現代の相対化が必要……」
 →「はずのアメリカの、いろいろな矛盾・珍現象などの説明放棄)。(3)近現代とそれ以前の比較対照による客観視が必要……」


p.7:「のなかでしめる地下経済が決してすくなくないことなどが……」
 →「のなかにしめる地下経済が決してちいさくないことなどが……」

p.9:「学者や法学者などがあつかわない社会現象をできるかぎり広範に……」
  →「学者や法学者などがあつかわない社会現象(「キリスト教ブランドとその含意」etc.)もできるかぎり広範に……」
p.9:「じろおしで不思議な現実にことかかないからであると同時に、……」
  →「じろおしで不思議な現実にことかかないからです。くわえて、……」

p.11:「「できないこと」……極端なケースであれ、……」
  →「「やれないこと」……極端なケースながら、……」

p.14:「や素材に男女差がはっきりもちこまれ、男女共用の服飾文化はほとんどない。……」
→「や素材に男女差がはっきりもちこまれ、成人男女共用の服飾文化はごくわずか。……」


p.16:「かし、「50代男性」となったら、「???」と違和感がわきあがるのでないでしょうか?……」
→「かし、「50代男性」となったら、「アレ」と違和感がわきあがるのではないでしょうか?……」

p.17:「自然に感じるのは、経済階層論的に……」
  →「自然に感じるのは、経済階層論(所得/財産的な社会的分布)的に……」


p.18:「ないのは、市場原理ほか、さまざまな規制力が、……」
  →「ないのは、市場原理ほか、さまざまな規制力=……」

p.19:「ム」をおえて、未成年とは別種の不自由な空間……」
  →「ム」をおえて、未成年とは別種の不自由な空間(いきぐるしさ)……」
p.19:「のに、到着さきが、予想外の光景となってあらわれる、といったぐあいです。」
  →「のに、到着さきが予想外の光景となってあらわれるのとにています。それは経験・記憶が連続しつつ個人が確実に加齢していくのと同形と。」
p.19:「「社会学のまなざし」は、みんながしがみつづけようとする……」
  →「「社会学のまなざし」は、みんながしがみつきつづける……」

p.20:「びっくりすることでしょうが、つい30年ほどまえには、「女子はクリスマスケーキ(24歳までが結婚市場で……」
  →「びっくりすることでしょうが、つい1980年代前半までは、「女子はクリスマスケーキ(24歳までが結婚市場の……」


p.23:「つぎのような「常識なんて、みせかけじゃないか」もでそうです。」
  →「つぎのような「常識なんて、みせかけじゃないか」もだせます。」

p.25:「会学者が実在するように、「常識は、とりあえずうがってみる……」
  →「会学者が実在するように、「常識は、とりあえずうたがってみる……」
p.25:「ぎりなく0にちかい少数派とはいえ、偏差値90とか10だって理論上はありえます。」
  →「ぎりなく0%にちかい少数派とはいえ、偏差値100超とか0未満だってありえます。」

p.26:「陽光線を三角プリズムで分光すると、アカミドリからムラサキま」
  →「陽光線を三角プリズムで分光すると、アカからムラサキま……」

p.27:「しかし、すくなくとも、これらが本当に経済学といえるどうかと」
  →「しかし、すくなくとも、これらが本当に経済学といえるかどうかと」

p.29:「20歳前半」(3箇所)
  →「20歳」

p.29:「長谷川」(ルビ:ハゼガワ)
  →「長谷川」(ルビ:ハセガワ)

p.35:「です。たとえ周囲から「冷酷だ」と「虚無主義だ」批難されても。」
  →「です。たとえ周囲から「冷酷だ」、「虚無主義だ」と批難されても。」

p.37:「ました。「いま・ここ」にとらわれるでの……」
  →「ました。「いま・ここ」にとらわれるので……」

p.43:「……主義」といって警戒します。すでののべたとおり、社会調査は、……」
  →「……主義」といって警戒します。あとのべるとおり、社会調査は、……」

p.45:「を善悪の判断をとりあえず判断停止して……」
  →「を善悪の判断をとりあえず停止して……」

p.49:「は、日本数理社会学会監修[2004]、[2006と、数土ほか][2008]……」
  →「は、日本数理社会学会監修[2004]、[2006と、数土ほか][2005]……」

p.50:「―ホームレス/寄せ場をめぐる社会学』などをあげおきましょう」
  →「―ホームレス/寄せ場をめぐる社会学』などをあげておきます」
   「重の是正などをおししすめた……」
  →「重の是正などをおしすすめた……」

p.51:「もっとも、「おわりに」でのべる……」
  →「もっとも、「あとがき」でのべる……」

p.61:「の、歴史的検証(まだ10年たっていませんが、……」
  →「の、再検証(10年程度しかたっていませんが、……」

p.64:「自己責任で何でも……」
  →「自己責任でなんでも……」

p.65:「べきでしょうか?……」
  →「[ママ]べきでしょうか?……」

p.66:「な点もおおく、幕府よる都市改造……」
  →「な点もおおく、幕府による都市改造……」


p.70:「も狩猟採集生活時代とくらべた……」
  →「も狩猟採集生活時代とくらべて……」

p.70:「を約3日でとどけたようですから、平均毎時7km程度です(1763年のケース。「江戸時代の通信」逓信総合博物館「郵政資料館」)。馬をリレーしても、街道の通行人をけがさせず、馬を疲労骨折させたり落馬しないようにするためには、夜間走行は現実的でないし、……」
  →「を約3日でとどけたようですから、たかだか平均時速7.5kmにすぎません(1763年のケース。「江戸時代の通信」逓信総合博物館「郵政資料館」)。街道での人身事故などをさけ平均速度を維持するためには、人力走行の飛脚がリレーするしかなくて、……」


p.70:「すると、平均20km前後でトン単位の列車を輸送できるようになります。それまでは「人馬一体」でも数十kg程度しかはこべなかったでしょうから驚異的な輸送力です。のべ数百頭規模で動員することは軍隊でも困難だったとおもわれます。現在では、貨物はともかく旅客では、在来特急程度でさえ時速100kmが普通になり、……」
  →「し、やがて数十トンを平均時速数十kmで輸送する列車が運行。一馬力がおおよそ75kgの物体を毎秒1mはこぶ仕事率だったのですから驚異的な輸送力です。過去には大騎馬軍団でさえ数百頭動員する程度で重装備での高速行軍などできなかった。現在では、在来特急程度でさえ1便で数百人を時速100kmで長距離輸送、……」


p.71:「はいえないものの、原油などを何十万トンも輸送できるタンカーも、……」
  →「はいえないものの、原油等を何十万トンも輸送できるタンカー/パイプラインも、……」

p.71:「になったのは、農作物の改良や化学肥料、農業用くみあげポンプな」
  →「になったのは、農作物の改良や化学肥料、用水路・農業用くみあげポンプな」

p.72:「すめましたが、戦後凶作による飢饉などは皆無です。戦後……」
  →「すめましたが、戦後凶作による飢饉などは皆無です。敗戦後……」
   「農協、農政の課題のひとつは、過剰生産にならない……」
  →「農協、農政の課題のひとつは、過剰生産にしない……」
   「過密さで40-50日で成鳥と肥育し……」
  →「過密さで40-50日で成鳥へと肥育し……」

p.75:「までも負の側面をみおとした、「もろばのつるぎ」でした。……」
  →「までも負の側面をみおとした、「もろはのつるぎ」でした。……」

p.76:「グローバリゼーション」
  → 「グローバリゼーション(グローバル化)」

p.77:「し、起源は1970年代にあり、実態……」
  → 「し、表現がつかわれだしたのは1970年代であり、しかも起源……」
p.77:「の重大さ・巨大さが無視できなくなった冷戦崩壊までに「前史」が」
  → 「の重大さが明白になった冷戦崩壊までに数百年の「前史」が」

p.78:「2000年3月に日本人横綱が引退してから10年以上にもわたって外国出身者しか最高位についていないこと、幕内力士の3分の1以上が外国出身者であり、小結以上の状入り式にかぎれば約半数をしめるという現実……」
  →「2000年3月に日本人横綱が引退して15年以上外国出身者しか最高位についておらず、幕内力士の4わり以上が外国出身者であり、小結以上の状入り式にかぎれば約半数をしめるという現実(2015年7月場所時点)……」



p.80:「るでしょう。近年クジラ漁やイルカ漁を欧米・オーストラリア諸国……」
  →「るでしょう。近年クジラ漁やイルカ漁をオーストラリア・欧米諸国……」
p.80:「やインフルエンザなど細菌・ウイルスをふくめた各種生物、……」
  →「やインフルエンザなど各種病原体、……」

p.81:「地球規模(地表と海面の周辺、平均海水面±10キロ……」
  →「地球規模(地表と海面の周辺、平均海水面±20キロ……」

p.84:「マクドナル化」
  →「グローバル化がたまたま拡散させたマクドナルド化
p.84:「しかし、これら大量移動のなかで、……」
  →「しかし、これら大量移動の産物で、……」

p.85:「憶・計算能力でしょうし、それらを総動員して旅客をはじめとして」
  →「憶・計算能力でしょうし、それらを総動員した、旅客をはじめとした」
p.85:「高速大量移動を可能にした輸送システムでしょう……」
  →「高速大量移動の可能な、グローバル化した輸送システムでしょう……」
p.85:「は、輸送システムはもちろん、……」
  →「は、グローバル化した輸送システムはもちろん、……」

p.86:「注27」など、食材のグローバリゼーションがかかえる深刻な問題を、」
  →「注27」など、グローバル化する食材動員がかかえる深刻な問題を、」



p.94:「があるはずもないのは当然ですが、日本人意識が定着していくのは、」
  →「があるはずもないのは当然ですが、全国に日本人意識が定着していくのは」

p.95:「〈回路②〉で、グローバリゼーションと、その突出した現象として」
  →「〈回路②〉で、グローバリゼーションと、偶発的とはいえ突出した産物である」



p.97:「うにみえますが、「もろばのつるぎ」でした。……」
  →「うにみえますが、「もろはのつるぎ」でした。……」

p.101:「暴動寸前に……」
   →「暴動寸前で……」

p.102:「不安と拝外主義」→「不安と排外主義」


p.106:「観的に「自衛」的な排外主義がつよまるのでは、さきがおもいらや」
   →「観的に「自衛」的な排外主義がつよまるのでは、さきがおもいやら」

p.107:「物質をふくめた化学的リスクについては「こがわるな」論が……」
   →「物質をふくめた化学的リスクについては「こわがるな」論が……」

p.107:「(東)京電力管内外……」
   →「(東)京電力管外……」


p.108:「…………………………………………………………「防諜産」
   →「…………………………………………………………「諜報産」


p.110:「[1993]とか、「ディズニー化」とかです。しかし、イタリア……」
   →「[1993]とか、「ディズニー化」とかもです。しかしイタリア……」


p.113:「せまるまで、やってこない。……」
   →「せまるまで、おわらない。……」


p.122:「にあるばあいなどはともかく、「あの部下はなんでか……」
   →「にあるばあいなどはともかく、「あの部下はなんだか……」


p.123:「……リスク軽減ための……」
   →「……リスク軽減のため……」


p.126:「性犯罪法が制定するまで……」
   →「性犯罪法が制定されるまで……」



p.128:「精神科医の作品ですが、斎藤環[2008]『母や娘……」
   →「精神科医の作品ですが、斎藤環[2008]『母は娘……」


p.132:「しなかったおもわれます。」
   →「しなかったとおもわれます。」


p.135:「る「一人っ子政策」を強力におししすめて……」
   →「る「一人っ子政策」を強力におしすすめて……」

p.136:「中国、1987年)がえがく舞台は、1970年代後半の……」
   →「中国、1987年)がえがく舞台は、1970年代末の……」
p.136:「ています。三十数年へた……」
   →「ています。1世代以上へた……」

p.137:「育士免許受験資格が短大卒以上にひきあげらえたり……」
   →「育士免許受験資格が短大卒以上にひきあげられたり……」


p.138:「ともなう不景気とかぶさっていると仮説をのべおきました。……」
   →「ともなう不景気とかぶさっていると仮説をのべておきました。……」


p.139:「は一線での……」
   →「一線での……」


p.141:「そういった「誤差」「個人差」をとりあえずおくなら、1980年前後うまれの男女の恋愛結婚のばあい、であいが女性24歳:男性26歳(2005年当時)、結婚が女性28歳:男性30歳(大体2009年)、第一子誕生が2010年ごろといった感じ……」
  →「そういった「誤差」「個人差」をとりあえずおくなら、1985年前後うまれの男女の恋愛結婚のばあい、であいが女性24歳:男性26歳(2010年前後)、結婚が女性28歳:男性30歳(大体2014年)、第一子誕生が2015年ごろといった感じ……」


p.142:「しがたちます。1980年前後うまれの男女がかりに2010年……」
  →「しがたちます。1985年前後うまれの男女がかりに2015年……」
p.142:「野千鶴子[2007]、[2009] )。むろん、夫婦の平均年齢差が2歳前後で60歳時の平均余命が23歳/28歳という近年の動向が、1990年代うまれのみなさんが60歳になるころ(2055年前後)……」
  →「野千鶴子[2007]、[2009] )。1982-3年うまれの夫婦の平均年齢差が1.6歳で30歳時の平均余命が51.2歳/57.3歳という近年の動向が、1990年代うまれのみなさんが30歳になるころ(2025年前後)……」


p.143:「していくとすれば、女性の「おひとりさま」期間の平均は7年。……」
  →「していくとすれば、女性の「おひとりさま」期間の平均は8年弱。……」



p.149:「ルフやテニスなどは、……」
   →「ルフやテニスなどのように、……」

p.150:「イ出身者、現在は、モンゴル・グルジアエストニアなど、旧ソ連およびその周辺からの出身者でほぼしめられています。……」
  →「イ出身者、現在は、モンゴル・ジョージアブルガリアなど、旧ソ連およびその周辺以外からの力士は例外的です。……」


p.154:「そして、世界にひろがる“KAWII”……」
   →「そして、世界にひろがる“KAWAII”……」


p.158:「が、かさねられているものとおもわまれす。……」
   →「が、かさねられているものとおもわれます。……」

p.178:「②ムスリムイスラーム教徒)の妻や母親を侮辱するというの」
   →「②ムスリムイスラーム教徒)の妻や母親を侮辱するの」
    「スク行為であり、姉への侮辱も……」
   →「スク行為であり、姉妹への侮辱も……」


p.190:「斎藤 環、2008『母や娘……」
   →「斎藤 環、2008『母は娘……」

p.195:「ましこ・ひでのり、2002『ことばの政治社会学』三元社」
→「ましこ・ひでのり、2014『ことばの政治社会学(新装版)』三元社(初版2002)」



おくづけ「1960年茨城県(イバラギケン)……」
   →「1960年茨城県(イバラキケン)……」